- 自己啓発本を僕は読み漁りました。すごくためになると思って自己啓発本の虜になり、新しい書籍が出たら迷わず買いました。そして気づいてきました。いくら自己啓発本を読んで、その内容に感動をしても決して自分を変えることができないことを。。。。!
- 自己啓発本はいちいち納得のいくことばかり書いているし、読まないよりも読んだほうがいいのですが、問題はいくら読んでも変われない自分に気づいてしまうことです。自己啓発本に書かれてあるとおりにやろうとしても、すぐに壁にぶち当たる現実を何度も繰り返していくと、自己啓発しようとする気力が萎えてきてしまうんですね。それはすなわち諦めであり、惰性であり、変わりたいのに変われない自分に自信を失うってことです。
- 自己啓発本でいくらいいことが書いてあり、ものすごいモチベーションが上がったとしても、実は感情にちょっと火がついた状態で、数時間後には忘れてしまう繰り返しになります。モチベーションが落ちるからより自己啓発本に頼って、依存していくことになります。その繰り返しの時間は本当に無駄です。
- 自己啓発本を読んだだけで人生を成功させた人は誰ひとりとしていません。人生を成功した人だけが自己啓発本を書いているのであり、買っている時点で彼らのカモになっています。だから自己啓発本に頼っている時点で、負け組決定です。
- 自己啓発本の著者に印税を渡しているだけで、搾取されている側にいることに気づかないと、いつまでも人生を変えられません。気づくことからすべてが始まります。自己啓発本に頼り続ける人間は、傍から見ると結構滑稽です。僕も滑稽に見られていたと思います。
- 自己啓発セミナーも同じことが言えます。自己啓発セミナーの内容も結局中身は自己啓発本を講義しているようなもので、多くの人が自分を変えるまでに至りません。もし本を読んだりセミナーで人生が劇的に上向いた人がいたのならば、その人はたまたまそれ(読書やセミナー)をやっていただけであって、別の方法でも成功していた人だと思います。そういう人たちは、結局自己啓発本を書いたり、講演をして大きな収入を得ますし、いつまでも搾取される側にはいません。
- なぜ自己啓発本や自己啓発系のセミナー(あるいはワークショップ)で、自分を決定的に変えられないのでしょうか。それは潜在意識になんにも響いていないからです。潜在意識と顕在意識の間には分厚い壁があります。そこを超えるぐらいの暗示を入れることは、本を読んで感動したり刺激を受けただけでは不可能なことです。それぐらい潜在意識は思っている以上に、意識のさらに奥の奥にあり、その間にあるメンタルブロックを外さない限り、潜在意識から自分を変えることは不可能だと思います。
- 自己啓発本を読んで理論として納得がいったとしても、すぐに潜在意識の自分が「そんなうまくいくわけがない、他の人ができてもおまえにできるわけがない、どうせ失敗する、現に今までだってうまくいっていないじゃないか、その実績があるのにどう変われると言うんだ!?」というメンタルブロックが働きます。それは弱気であり自身のなさであり自己否定感でもあり、それを突破して、自分を説得することは本当に難しいです。
- 潜在意識に暗示が届くためには(本の内容が一生ぶれずに届くためには)、狂うことが一番です。この狂うという意味は、ただの狂人の意味でとらえないで下さい。狂うとは理性をかなぐり捨てて、防衛本能も発動させず、一心不乱にバカになって、目的に向かって突き進むことです。この時の脳の状態こそが、潜在意識の扉をパカっと開いてくれます。ただし自己啓発セミナーでやるように怒鳴りまくる、泣きまくるといったレベルではありません。あれは実はレベルが低い方法で、限界を突破させたと思わせるだけで、実はただの感情を無理やり振り絞らせたやり方です。なんにも潜在意識の扉は開いていません。だからこそ終わった後虚無感が到来するほど、モチベーションが逆に下がってしまいます。
カテゴリ: 自己啓発本の光と影
自己啓発本で劇的に成長できる──のかどうか…潜在意識は本では変わらない
- あらためてご挨拶をしたいと思います。
このブログは自己啓発系奮闘ブログです。
別に自己啓発セミナーに勧誘しようと思ってはいません。
僕の自己啓発に関する体験記を通して、セミナー参加に関係なく自己啓発を成功させるには何が必要かということを汲み取っていただけたら幸いです。 - 自己啓発とスキルアップはビジネスパーソンならば避けては通れない道ですよね。
自己啓発セミナーに通ったことがない人はたくさんいるでしょう。
しかし、自己啓発本を読んでいない人はいないと断言できるほど多くの人が悪戦苦闘していると思います。
しかし、自己啓発の真似事をしているだけで、別人のようにパワーアップしている人なんていないでしょう。
自己啓発の本をたくさん読み漁っても、知識が得られるだけでしょう。
とても潜在意識の底に定着まではしてくれません。 - でも、これがやめられない!
本を読んでいるとすごくほっとするんですよね。
一応僕も自己啓発しているぞ!というように。
僕なんかは、いつしかホッとすることが目的で本を読むようになってました。
最初の目的と大きく異なっていましたし、結局成長できていなかったんですね。
時間だけが過ぎてしまった感じでした。 - 必死で役立つ情報、パワーアップするすべを身につけようと血眼に読んでいたけれど、一向に実践の場(これが大事です!)で威力を発揮できないことが続きました。
いつしかグダグダになっていたのかもしれません。
感情が本を読んでも掻き立てられないわけです。
潜在意識に定着なんか夢物語です。
一種の精神安定剤的役割を僕は自己啓発本に求めていたのかもしれませんね。
なにせ周りの同僚や先輩、後輩までもが、自己啓発に邁進していた環境でしたから。
上司も上司なりにいろいろな方法で啓発していたようでした。 - 要は逃げだったんだと思います。
自己啓発本を読むことは一番楽な道です。
自分を高めるためには、結局自分を見つめなおし、潜在意識の根本から変えていかないといけないと思います。
それをするにはやっぱり自分を否定しなくてはいけないこともあるし、それが嫌した。 - その時の僕は、自分の力不足と自分ができる男という期待、この二つのせめぎあいの中で非常に焦ってました。営業成績が悪い時は、自分の全人生を否定されたような気分で、ひどく落ち込んだものです。
そのくせ、そんなどん底の自分を見つめることすら拒否する状態でした。
そんな自分が嫌でたくさん本を読んでいたんだと自己分析しています。 - その時はたしかに本もいいものだし、どれだけ心を癒してくれたかわかりません。
本当に著者の皆様には感謝したいです。
「出してくれてありがとう!」と。
しかし、時間とお金が浪費されたのは事実です。
しかも、自分の成長を実感できないまま時間が過ぎていったのです。
周りは成長しているように見える、この焦りは相当なものでした。 - 外資系だっただけに、いつお役御免になるかわからない恐怖もありました。
自己啓発本をいつでも僕の傍らにいましたが、けっして壁を突破してくれるパートナーにはなってくれなかったのです。
僕は期待をしすぎていたのかもしれません。
そもそも本を読んで、劇的に買われるのであれば、ジュンク堂書店にあんなに自己啓発本が山積みになっていないはずですよね?(笑)
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