自己啓発の夢と現実 ☆岩波英知脳覚醒ダイアリー☆

僕は能力不相応だったとある外資系に就職してしまい、あまりのスキルの無さに危機感を覚え、精神的に追い詰められ、自己啓発に励んできました。自己啓発本、話し方教室、自己啓発セミナーに多額の金額を費やした後、ドリームアートラボラトリー代表岩波英知先生の脳覚醒技術に出会うことになります。それらの体験記を中心に書いていこうと思っています。よろしくお願いします。

カテゴリ: 自己啓発セミナー体験記

自己啓発セミナーの体験記とその効果を書いているブログを詰めてみました


自己啓発セミナーを体験した人たちの受講記を集めてみました(相互リンク済みの方のみ)。


引用もしています。途中省略をしている部分は『中略』と書いています。


多くの人の自己啓発セミナーの体験記を読むことで、多角的に捉えることが重要だと思います。




過去のあがり症を振り返って 社会不安障害ビジネスマンSADの治療と内面記録


あがる自分を克服しようと自己啓発セミナーに参加されたそうです。自己啓発は自分を強くしたり、難問を超えるためにやります。それはとても素晴らしいことですが、気合や気力で乗り越えようとすると、あとで疲労感がドッと出てきてしまう両刃の剣のようです。


 



弱い精神の私が許せなかったため、本を読みあさった延長で参加してみた。
心が弱い人間(その評価に私は納得がいかなかった)を強くするセミナーに参加したが、無理矢理精神的に追い込んで、甘さを捨てさせる方法だった。
(中略)
泣き崩れる人や猛烈に怒り狂う人がいたし、私もその追い込むやり方にすごく反発を覚えて、一瞬モチベーションがあがった。

しかし長続きしなかった。
無理矢理気合いを注入されたがため、反動がひどく憂鬱感が強く襲ってきてしまった。
これは無理矢理自分で炎を立てようとして、酸欠に陥った感じだった。
根性と気合いだけで、あがり症を打ち消そうとしたために、余計あがり症がまだまだおさまらない自分にも落胆した。気合いだけの突破で壁は私には敗れなかった。

(中略)
直球勝負を好む人にはお勧めかもしれないが、精神的に追いつめる自己啓発セミナーも多いので、必ずしも評判は好悪に割れてしまうだろう 





 メン達への道


メンタルタフネスを身につけるために自己啓発セミナーに熱心に通ったそうです。自己啓発本もそうですが、本に依存をすると作者に依存して、作者の利益を上げるだけの伏せ人間になるという矛盾があります。それで本当に自己啓発をできればいいのですがなかなか難しいようです。そして思い切って先行自己投資をして高い自己啓発セミナーに参加し、お金が無駄になっているケースが多いようですね。



 メンタル強化の本は、本屋に行けば捨てるほどあるもんだ。しかし、誰も本を読んでメンタルタフネスが劇的に獲得できたかというとそんな話は聞かない。だから、さらに本を読む羽目になる。完全に食い物にされる弱い立場になる。強くなりたいのに弱くなっている皮肉!

自己啓発セミナーや成功哲学に手を出す人も多い。俺もそうだった。だが、べらぼうにお金を取られる割に、効果は大した事はない。やれば短期的にモチベーションが上がって、何でも来いや! 状態になったこともあったが、一生ブレない生き様に組み込むことはできなかった。


(中略)


ある専門職の資格を取ることができ、その仕事に就くことになったが、ここでもやっぱりメンタルだ。どこまでいっても、私について回るのはメンタルだ。しかもメンタルには自分でコントロールできる部分とできない部分がある。いわゆる無意識というやつだ。

思えばかなう的な、無意識も念ずれば攻略できる的な自己啓発セミナーを受けてきたが、そんな簡単にいくものじゃない。机上の空論に俺は何度騙されてきただろう・・・ 





二代目社長のメンタル強化と脳覚醒奮闘記


父親の創業者に負けないような立派な経営者となるために自己啓発に励んで自分を高めようとしてきた社長さまのブログより。思考は現実化はほとんどしていないのが実態のようです。しているのは後付の理由のような気がします。自分にずっと暗示を入れても潜在意識に染み込まないものです。だから安易に潜在意識を書き換えるためにCDを高いお金で購入するのはやめたほうがいいと思います。



私は自分のメンタルを強くして、どうにか安定させるために直接的な方法を思いついた。
徹底的に暗示を聴き続けることだ。
「思考は現実化する」と言うように、暗示を常に私自身にかけていけば、いつか強くなることにつながるのだと、ちょっと今から考えて甘い考えをしていた。


(中略)


しかし、余裕のなかった私は、暗示をとにかく聞き続けることで、自分を変えようと思っていた。


ほんの一握りの存在になるために。
ある自己啓発のセミナーを行うところから、暗示セットを購入した。
結構料金がかかった。
私はその時、安易にこれを聞けばなんとかなると思っていた(思いたかったのかもしれない)


いまだから言えることだが、暗示をいくら聴きまくっても、ある精神状態に入らない限り、無意識に染み込まないものだ。


私は理性全開の状態で聞いていた。


(中略)


次第に暗示を聞かなくなった。


高いお金も無駄になってしまった。


(中略)


つまり、自己啓発というたぐいは、成功したい人がやるのだけど、ほんとうに成功する人は、そこに頼らないものだという思いに私は至った。


口悪く言えば、成功したいけれど、成功できない人間が受けるものではないかと思う。
自己啓発をやる時点で、本当に成功する人間はその時間とお金と労力を別のことにかけているから、その差は一生縮まらないのだ。





こうして解決! 職場の人間関係の悩み対処法


昔のいじめもあり、そのトラウマから職場の人間関係で悩んで、自分を高めるために自己啓発セミナーに参加したノリテツさんのブログです。そこに自己啓発セミナーの合宿の効果と危険性について書いていますので引用しておきます。友人からの誘いで自己啓発セミナー合宿に参加したそうですが、ついていけずにその友人とも疎遠になってしまったそうです。




 自己啓発セミナー合宿には、企業経営者から起業を考えている人、キャリアウーマン、意識が高いビジネスマンなど沢山の人が参加していました。


 


どんな人も、結局は自分の現状を変えたくてきているわけで、その真剣さに私は圧倒されました。 鼻息が荒い人も多く、ちょっと付いていけそうにない雰囲気の中、それでも三日間、しっかり頑張ろうと思いました。


(中略)


しかし、いい年をした身なりが立派な社長さんが、講師にボロクソになじられているのを見て、びっくりしました。ここから、精神的圧迫合宿が始まったのです。
 


逃げ場のないところで。 私にも畳み掛けるような、考える暇を与えないような強圧的な口調で、機関銃のように私を罵倒します。ちょっとでもマイナスのことを口走ると、さらに追い打ちをかけてきます。


 無理やり精神的に追い詰め、やけを起こさせ、大きなことを口走らせる。そこに人格を崩壊させ、自我を決壊させ、徹底的に洗脳しようとする意図があったと思います。


 
のちのち来る勧誘行為のために。 私だけではありません。他の参加者など、もっとひどく雷が落とされていました。よくここまで罵倒の言葉が出てくるなと感心するくらいに。まともな判断力、思考能力を奪い、感情の堰を崩壊させる目的でしょう。


 あとすっかり引いてしまったのが、『母親に電話で感謝の気持を伝える』ことでした。中には号泣して「ありがとう! 今まで育ててくれてありがとう! お母さん、愛しています!」と電話する者もいました。


 さすがにそこまで私はできずに、もやもやな精神状態のまま合宿が終わりました。 今思うと、あまりに稚拙で原始的な自己啓発セミナーでした。


(中略) 


紹介してくれたHとはもうそれっきりです。


僕が徹底的に幻滅してしまったのが、合宿の最後の最後で、『合宿の成果を見せるために、何人かを勧誘してくること』というお題目を与えられたことです。 参加者の中で視野が狭くなって、モチベーションバカになっていた人は、10人! 20人!と息巻いていました。


 皆が何人勧誘するか宣言していた時、私は5人と言っておきました。なんか虚しかったです。講師は私のやる気の無さを見抜いていたのか、すごく厳しい目で私を見ていたのが印象的でした。


 もうこんな自己啓発セミナーには参加したくない! そう心に決めました。結局私は何にも変化がなかったんですね。





あがり症男があがり症をあがるまで


あがり症を解決するために自己啓発セミナーを受講。自我の崩壊やセミナー参加者のロボット化を狙ったセミナーだったと言っています。夢を高らかに宣言させるだけさせて、夢を実現させるエネルギーをセミナー側に有利にするように仕向けていると言っています。



自己啓発セミナーに参加した俺はどこか違和感を感じた。既存の枠にとらわれない自由な発想、自分で可能性を狭めている危険性。これらはどの自己啓発セミナーでも共通していた。惰性で生きている奴らに比べれば気づくだけでも儲けものなのかもしれないが、どこも変わり映えがしない。

しかし、俺は自己啓発セミナーで一番違和感を覚えたのは、参加者がロボット的な思考になっていることだった。惰性で生きていて能力開発できない人間はたしかに問題だ。しかしセミナーに参加したからって、画一的に「自由!」「可能性!」「夢実現!」そういうことにとらわれすぎていて、実は視野が狭くなっているんじゃないかと思った。それは後で思い返してみてそう思ったのであって、当時はどこかついていけない感があった。
(中略)

そしてあまりのレベルの低さ、幼稚さもだ。大の大人が自己啓発ごっこをやっている姿は今思い返せば滑稽だ。俺もその一員だったのだが。

上から押さえつける感じで、自己啓発セミナー参加者が無理やりモチベーションを注入している感じが嫌だった。

(中略)

自然発生的なモチベーションじゃないし、時には徹底的に参加者を追い詰め、罵倒し、また自分でも罵倒し、自分の殻を破る方式を使う。だから、いびつで人工的だ。それがロボット的思考につながる。

成功することができる人間は自然発生的な動機を純粋にもっている。そこに例外はないと思う。だから自己啓発セミナーを受けても成功者が出ないというのも、当然なのだ。 




お金儲けできる人は脳が違う お金持ちになる唯一の秘訣


風祭社長のお金持ちになる講座。自己啓発系のセミナーに自己投資をし続けてきましたが、その間違いに気づいたそうです。セミナーに依存しているうちはお金持ちになることはできないということをです。(引用部参照)お金持ちになるにはセミナーで教わっているうちはお金が逃げていくだけで、お金を稼ぐ脳にならないうちはどんなセミナーも無駄になると言っています。



自己啓発セミナー、成功哲学的セミナー的なものから起業家向けセミナー、投資セミナーやアフィリエイトネットワークビジネス系のセミナーまで、何でもお金が稼げる人間になるために熱心に勉強しました。

 

ノウハウは掴めましたが、私は果たしてお金儲けできる側の人間なのか? といった疑問が解消されたことはありませんでしたね。

(中略)

セミナーにしてもそうですが、お金持ちになりたい、なりたい、お金稼ぎたい、稼ぎたい、だけで具体的にどうやっていけばいいのか、誰も教えてくれません。

(中略)

そして、お金持ちセミナーに通っている時点で、成功者になれない人だと言えます。

セミナーに依存している人は人任せです。

 

お金持ちになるのも人任せ、依存して、何とかお金持ちになれれば、といったレベルです。

 

憧れの域を脱していません。

(中略)

私もセミナー依存をしていた時期があり、その時はどんなに知恵を振り絞っても行動を起こしても、お金は逃げていくばかりでした。




成功哲学を学んだら成功しない 潜在意識から自己啓発するブログ


成功哲学セミナーや自己啓発セミナーの参加者からは成功の匂いがしないと述べています。筆者の鋼太郎さんは成功哲学をすべて捨てたことで、成功を勝ち取ることができたといいます。自己啓発セミナーや教材に搾取される負のスパイラルを暴き出しています。



成功者は、成功する思考を強烈に有し、成功するためだけの行動をして、成功という結果を出すことで、その階段を上がっていったのですが、一般人はいくら法則や哲学どおりに行動しても、パッとしていません。 


逆に成功という夢をパワーなしに信念なしに惰性で追い求めて、いつのまにかお金と時間を自己啓発セミナーや教材に搾取されているなんてことに陥ります。



下手をしますと、頑張った割にはダメだったという悪い結果の前に、精神的に追い詰められ、今度は成功するための行動の気力すら湧いて出てこなくなります。


そのためモチベーションを上げるために、成功哲学本をまた読んだり、高いお金を使って自己啓発セミナーにはまり込み、さらにお金と時間を捧げてしまうという悪しき流れがあります。

自己投資という大義名分を使いますが、これをいつまでも、それを繰り返していたら、ただのお馬鹿さんになってしまいます。


僕は自己投資とセミナー搾取の悪しき構図にどっぷり浸かってきたため、そこから脱した今、みんなもったいなことをしていると思います。
同じ過ちを繰り返して欲しくありませんし、どこかで気づいて変えていかないと無駄な努力に終わることになるでしょう。

自己啓発マニアになっても成功できないのはその構図から逃れられないからです。
成功とはそこから突き抜けることでもあると思います。
従来の成功哲学を捨てることができた人、ハナから人と同じ成功哲学に興味を持たない者だけが成功者になれます。





人生が変わる、自分を変える! 自分が根本から変わる方法伝授


自己啓発セミナーの脳や潜在意識への正常な働きを阻害する問題点を体験から指摘しています。1500万円ほど海外や日本で自分を変える、高める、深めるために自己投資し続けてきた筆者だけに、その経験値から指摘していることは納得できるものでした。


人はいくらお金を自己投資しても、お金を払えば変わるという姿勢では変われないということなのでしょうか。



自己啓発のセミナーや合宿の中には、ブラックな世界への勧誘目的のものがあるわけです。
参加したけれど、余計心が疲れてしまって、エネルギー切れになって、さらに人生の混迷を深めるものもあるのです。


私のことを言えば、無理やり自己啓発セミナーで頑張ってしまったため、途中でエネルギー切れを起こしてしまいました。


最初はちょっと変わった自分が誇らしく、吸っている空気も違って感じましたが、無理矢理に自分を追い込んでしまったため、すぐに気力や集中力が続かなくなりました。


たしかに私は自己啓発をして自分を変えることができました。


しかし悪い方向にです。

一瞬のいい方向への変化を感じたあとは、奈落です。
奈落が嫌でまた自己啓発の虜になることを繰り返していたのだと思います。 
(中略)


自己啓発の魔境に陥ってはいけません。


(中略) 


自分の芯がない状態で、ただ自己啓発をすると、本来の目的から脱線してチャレンジしている気になってしまうわけです。
それが生き甲斐になってしまいます。

自己啓発マニアがいるのもそういう構図です。
自己啓発セミナーに生き甲斐を奪われ、すり替えられて成功もできないまま、お金を搾り取られている人がなんと多いことか。


(中略)


しまいに心と脳の働きが狂ってしまいます。



脳内の深部や潜在意識の底がアンバランスになって、 人生を変えたいというより自分らしさが悪く歪んで変わってしまったりします。

洗脳を受けた人が陥る現象です。 


そして、これはリアルに起こっている話です。



(中略)


このようなリスクを回避するためにも、自己啓発病を治さないといけません。


病に冒されて、夢遊病になってあちこちのセミナーを受け続ける人がいますが(私がそうでした)、いちばん大事な自分の脳と潜在意識を無視して、無理やり人生を変えようとすると、大きなしっぺ返しを食らってしまいます。 





自己研鑽・自己啓発・成功の法則では脳を覚醒させられない


アンソニー・ロビンズの自己啓発セミナーを海外で受けに行き、多くの種類の自己啓発セミナーにも参加してきた経営者のブログです。このブログでは多くの自己啓発セミナーの問題点や弱点について解説しています。



 結局、世界最高峰と言われる自己啓発セミナーですら、低レベルな手法で「その気」にさせるだけで、コーチング能力が優れていただけの話で、潜在意識の書き換えることなんてできやしなかった


(他の自己啓発)セミナーの中でも、やたら褒めまくって、ポジティブ思考、プラス思考にしてくれて、「俺はできる! 俺はやれる! 俺はそういう人間だ!」と思わせる方法がある。


褒めたりけなしたりをお互いに永遠にやらせる方式も含めると非常に数多い。


普段から褒められ慣れていない人ほど、セミナーに参加して良かった! 感動した! と思って、上級のセミナーにまたいい気分を味わいたくて参加するようになる。


まあ、人格否定攻撃、自我の崩壊攻撃をしてまともな理性と感情と自我を崩壊させる方法より、何百倍もマシだが、ここにも大きな弱点がある。


参加者同士で褒め合ったり、コーチに褒められたりして、はじめて自分が「できる人間」かもと思ってしまう。


普段から自信がない人や、成功実現・自己実現へのイメージがない人は、行動力が湧いた気になる。
(中略)


セミナー参加者は、はじめての場所と雰囲気と経験により、気分が高揚している感覚や心もウキウキして海外旅行で羽目をはずす旅行者のように警戒心が無くなっていく。


更に気持ちよさの麻薬を味わうために上級の高額セミナーに財布を搾り取れることになる。


 褒めて貰いたい、いい気分や高揚感を味わいたい、自分はできる人間だと思いたいという気持ちの人間が、まず厳しい競争社会の中で、成功できるわけがない。


そんな甘ったるいことをしているから、いつまでも自己啓発セミナー系のカモにされている。


(中略)


自分をしっかり持っていない人間は、すぐセミナーの罠にハマり続ける。


何度も参加したくなる。


(中略) 


それを褒めまくられたからって、できるを思わせてくれたからって、セミナー会場を出たら、ただの何もない孤独な人間だと認識させれる。


セミナー会場やセミナー仲間が居心地が良ければよいほどだ。


 そんな人間には、社会は褒めてくれることはない。


逆に潰しにかかるだろう、そんな甘い社会ではない。


(中略)


夢から覚め、現実を直視する勇気がないと、成功どころか、失敗し続けて何もうまくいかない人生になってしまう。





それぞれの自己啓発セミナーの体験記を引用させていただきました。


ありがとうございました!


どの体験記も自己啓発セミナーに見切りをつけた人ばかりなので偏ってしまったかもしれませんが、セミナーの欠点と長所は両方あります。なんだってそうだと思います。


ただし稚拙なやり方のセミナーも多く、レベルの低い手法で高い効果を歌っているものが多く、高揚感を演出させて変化の錯覚を起こさせたりするところには注意した方がいいと思います。


セミナーを受けて変わって、それが成功や成長に結びつければなんでもいいと思いますが、潜在意識や脳に稚拙な方法でダメージを与えて、回復まで時間がかかってしまったら、元も子もありません。


どうか皆さんの体験談を参考にしてください。




  1. 自己啓発セミナーの一番あるべき理想型と感情と潜在意識を弄る危険性


    自己啓発と感情についての話をしたいと思います。
    自己啓発セミナーの合宿で僕の理性の壁が崩壊させられ、感情が高揚したことがありました。
    そしてその時は自分の殻をはじめて破れたと感じました。
    合宿から家に帰宅する時は、清々しい気持ちになっていました。


  2. しかし、それはドーピングで無理やり筋肉を増強させた末の副作用があり、その後の 虚脱感、虚無感、気持ちの不安定さ、落ち着きの無さ、苛立ち、うつ状態が到来した のでした。
    僕が感情は自発的に湧き出ていくべきという結論に達したのは、そういう自己啓発セミナー合宿での強制的な感情放出方法の経験があるからです。
    しかし、もう一つ、潜在意識からこんこんと感情が湧き出てくる時の素晴らしさ、す がすがしさ、そして心地よさ、何よりも無理矢理じゃない感動を経験したことも大きかったです。


  3. それは東京、大阪にあるDream Art Laboratory(DAL)の岩波先生の脳覚醒プログラ ムなどで脳覚醒技術を目の当たりにしてからです。
    脳覚醒状態(他の体験談ではトランス状態や超瞑想状態などと書かれてあります)に深く入れた時、無理やり絞り出したのではなく、また誘導されたわけでもないのに、 心の一番深いところの情動部分が勝手に打ち震えだしたのです。
    人間の感情や情動といった原始的で本能に近いところにある部分をダイレクトに刺激できるのが岩波先生の脳覚醒技術なのです。
    この技術や体感のこと、それと僕が自分が成長できたことについてはまた書いていきたいと思っています。


  4. 感情の一つにモチベーションがありますが、別にモチベーションを上げるための話も暗示入れ込みもしていないのにもかかわらず、本能が直で刺激されたように、生命パワーの炎が燃え上がりました。
    僕が今まで感じたことがない、沸き上がり方でした。
    神々しさ、すがすがしさというか、潜在意識の暗いところを光が差し込んできた感じです。


  5. 自己啓発セミナー合宿で行われたような精神的に追い詰められたり、閉鎖空間で徹底的に『泣かせようとするシステムのレール』の上にのせられたわけでもありません。
    とても人工的でいびつで無理矢理感が強かった感情の高揚がひどく低い次元に感じました。
    まあ、そういうやり方にすっかり僕は自分を見失い(良くも悪くもですが)、ある種の感情決壊に至ったわけで、これはこれで経験してよかったと思います。
    でも問題は長続きしないどころか、中期的に見るとモチベーションの沸き上がり方が ひどく歪になってしまったのです。
    『壊れかけのレディオ』じゃないですが、ひどくバランスを欠いた人間になりかねません。
    一時期僕は自己啓発のやり過ぎで、そんな自己啓発病にかかっていたでしょう。


  6. まあ、社会で勝ち抜くためには少しぐらいびつでバランスを欠いたまま突っ走ったほうがいい時があることだけは、書いておきたいと思います。
    しかし、人生全体の問題としてとらえると、無理矢理の生き様は不幸になる生き方につながると思います。
    感情は無理やり出すものではないからです。
    それを続けると疲れてしまうし、うつ病状態になりかねません。
    だから、健全な感情の出し方とは、自然に産み出てくるものこそが絶対的なんだと思いました。


  7. 自己啓発になぜ感情が必要かという話になります。
    感情は、知恵や表面の意識よりもはるかに強力なパワーを持っています。
    自分が成長するためには、そのパワーが必要となります。
    人が変わるってことは、それだけ大変です。
    本を読んだだけでは変われません。
    表面の意識だけに終始するからです。
    実際に感情が自分の中から沸き起こった時、僕はすごく自分が強くたくましく感じました。
    自信というのも感情ですし、人を仕事で説得するときにしても、僕の感情のパワーが相手の心を動かすわけです。
    研究をコツコツやりつづけて遂にノーベル賞獲得に至る人がいますが、感情のパワーがそれを可能ならしめてくれます。
    そういう人は、無理やり感情パワーを出していたら、とてもじゃないですが、途中で挫折していたと思います。


  8. このことに気づいたとき、僕は自己啓発セミナーの合宿での感情パワーがいかに先細りしていったか合点がいきました。
    あの虚脱感の理由も解明できた時、すごく晴れ晴れした気持ちになりました。
    なぜなら、自己啓発セミナー合宿を受けたにも関わらず、中期的にはモチベーションが続かなくなったのは、自分自身の弱さがあるからだと思っていたからです。
    このモヤモヤ、自己疑念が晴れたのですから、スッキリしますよね。


  9. 感情に蓋をして僕らは生きています。 いい感情、悪い感情、どちらもつねに外に出していたら、それは社会人不適格者です。
    しかし、心の深層に脈打つ感情の流れだけは、常に絶やしてはいけないと思います。
    悪い感情に支配されてはいけませんが、いい感情、そしてモチベーションや覚悟の感情に心が支配された時、それこそ本当の自己啓発が成功するということなのではないでしょうか。
    僕はそこに至れたと思います。
    これからはその話をしていきたいと思います。

気分高揚と自己啓発セミナーの罠と危険性を身をもって体験


自己啓発セミナー体験記のパート1はこちら。
下の文章は体験記パート2です。


pocketpod.hatenadiary.jp


 



  1. 僕は最初の自己啓発セミナーを受けて、景色が違って見え、気分も高揚し、今までの自分とは決別できた感じがしました。
    しかし、そうではなかったのです。
    気分がかなり不安定になっていきました。
    どこか妙にそわそわして落ち着か
    ないのです。
    気持ちが定まりたいのに定まらないイライラも出てきました。
    また非常に疲れやすくなったというか、精神的にきつい状態が続きました。
    そんな中で仕事をしていたため、ミスがいつも以上に増えてしまい、上司から大目玉を食らったほどです。
    ちょうど、燃え尽き症候群になったのです。


  2. これはいびつで強制的で一方的な洗脳に近い自己啓発セミナーの方法で、無理やり自分の殻を破らせようとしたことの後遺症でしょう。
    とはいっても、一時的なパワーアップした自分というものは感じたのが確かです。
    あの自己啓発セミナーは精神虐待的でやり方が悪いだけだ。
    世の中にはもっと素晴らしい方法の自己啓発セミナーがあるはず、という結論に僕は至りました。
    この結論は、僕に大きなお金の無駄を費やすことになってしまったのですが。


  3. ともかく僕は次の自己啓発セミナーを探し始めました。
    前回受けたセミナー合宿は、きっぱりとやめたのですが、それはもっと高い合宿を受けさせられそうになったことと、友人を勧誘することが成長の一本道との説明を受けた時に、利用されていると感じたからです。


  4. 次の自己啓発セミナーは、アメリカ生まれで日本で改良を加えたものでした。
    そして高いお金を払ってセミナー合宿に参加することにしたのです。
    そこのやり方は、自己紹介を徹底的にやらせ、自分を見つめさせ、参加者同士で意見を言い合い、さらに自己分析と自己紹介を徹底的に繰り返されました。
    そして、話し合いを繰り返し、心理テストも行い、自分の過去をさらに話させ、手紙にし、読ませ合いました。
    自分をとにかく掘り下げていくのです。


  5. それを閉鎖空間でやってくると、セミナー参加者は煮詰まったように感情的に高まっていきます。
    トレーナーはうまいことに家族のこと、母親の話も入れ込んできました。
    自己啓発がなった暁での夢を実現じている自分の姿も巧妙に入れ込んでいました。

    そうなると、僕も次第に周りの熱気にやられて、泣き出しました。
    大の大人がみんな泣き始めまたのです。


  6. 感情がどっと高まっていったところで、トレーナーが人生について話し始めました
    私達の固定観念や一律的な行動の必要性を優しく、次第に強い口調で喋り始めたのです。
    絶叫して泣く人、床に突っ伏して慟哭する人、「ごめんさない! ごめんなさい!」と何に謝っているのかわからないけれど、頭を手で叩く人まで現れました。


  7. 感情の急激な高まりに、僕は「これだ! これを求めていたんだ!」と思いました。
    ここまで感情が高揚することこそ、僕がこの自己啓発セミナーに参加した目的だったからです。
    前回は徹底的に精神が追い込まれた末での理性崩壊、今回はそれとは違う理性崩壊でした。
    そしてセミナー参加者の団結力もすごいものでした。
    お互いに抱きしめ合い、励まし合い、がんばろうとエールを送り続ける。
    ここまでの団結心は僕の人生にないことでした。
    強い運命共同体ができあがったのです。


  8. しかし、この自己啓発セミナーも勧誘行為を推奨してきたのです。
    勧誘人数を決めていき、それを高らかに皆の前で宣言させます。
    僕はそれが嫌でした。
    参加者の多くがやる気に満ちた、いや一種の取り憑かれたような『やる気』の目になっていました。
    プチ洗脳状態かもしれません。
    このアンバランスな洗脳状態が、本来理想のバランスの整った精神状態を阻害してしまうのですが。


  9. 今思えば、これも自発的『やる気』ではなく、セミナー主催社のレールにうまく乗せられたものだと思います。
    行き着く終着駅は、社会的成功というものではなく、セミナー主催社にお金を儲けさせる『成功』だったわけです。
    宗教の「功徳を積めば幸せになれる」という名の「教団にお布施をしたら幸せになれる」と同じだと思います。


  10. しかし、当時は僕はやっぱり気分が高揚して帰路につきました。
    また受けたい、そう思わせるものがありました。
    勧誘行為はしないで(仕事に忙しくそんなことをやっている余裕が無かった)、自己啓発の部分を純粋に受けたかったので、また別の自己啓発セミナーを享けようと思ったのです。
    僕はこの時、『感情バカ』になっていました。
    感情が高まればそれで成長したような気になっていたのです。
    自分の殻を破り、潜在能力を覚醒させるにはこの方法しかないと思い込んでいました。


  11. しかし、僕のこの時の感情はやっぱり歪んでいたのでしょう。
    外部から与えられた感情といいますか、その時の異様な雰囲気にやられた本来の自分から発した感情でないものだったから、またしわ寄せがどっと来たのです。これは普段感情が爆発していないから、「感情なれ」していないから起きる疲労感とも違う感じです。
    どうもいびつな形で無理やり搾り出された感情だからでしょうか、心の金属疲労がしばらく続きました。
    洗脳作業によりブーストされた一時的な精神高揚状態は長く続くことはなかったのです。

    「モチベーションを劇的に上げ、強くたくましく自信にあふれた男になる!」
    それが自己啓発セミナーを受けた後になっている自分の理想像だ
    ったはずなのに、現実は「気が抜けた男」になってしまっていたのでした。


  12. 僕の自己啓発バカぶりを知っていた、会社の先輩からかなり怒られました。
    先輩は自己啓発セミナーの長所も欠点もよく知っていました。
    ジェット戦闘機で言うアフターバーナーを使い続けたら、すぐに燃料切れになるようなことを言われ、僕はやっと心の倦怠感・疲労感の理由がわかったのです。
    この後、僕は自己啓発セミナーの合宿は受けず、日帰りで参加できるワークに通うようになりました。
    自己啓発をし続けない自分が不安でたまらなかったのです。
    自己啓発本もそういう意味で常に読み続けていました。

  13. このあと潜在意識を顕在意識化させる画期的な技術に出会うことになります。
    上から潜在意識を無理やりいじくろうという不自然な方法ではなく、自発的な潜在意識の扉を開く驚きの方法でした。
    僕がやってきたことのレベルのあまりの低さにあきれ果ててしまうぐらい、次元が違う技術だったのです。
    僕がずっと追い求め続けていた夢の様な体験の連続でした。

感情・自我・観念崩壊のセミナー体験記と自己啓発セミナーの恐怖

  1. ビジネスパーソンは常に自分が成長できる機会を欲していますが、それだけに自己啓発セミナーの勧誘とは無縁ではありません。
    僕は当時かなり切羽詰まっていました。
    必死で動きの激しい会社で負け組にならないように歯を食いしばって仕事をしていました。
    しかし、どんなに頑張っても、『理想の自分』を会社で発揮できていませんでしたし、能力が全開していない状況に悔しさと苛立ちと将来への不安を抱えていました。
    自己啓発系に興味を持っていたことを知った学生時代の友人Uが、ある自
    己啓発セミナーに誘ってきました。
    Uはその自己啓発セミナーを受けて、現在はいろいろな人を勧誘しているようでした。


  2. 当然僕は受けざるをえない立場ですし、色々な良からぬ噂もあるとはいえ、パワーアップしたい強い気持ちで受けることに決めたのです。
    しかし、そこで大袈裟に言うと地獄が待っていました。
    徹底的な自己否定の嵐が待っていたのです。
    これは自己啓発セミナーのやり方の一つで、トレーナーによっては、人格を崩壊させるぐらいやる場合があります。


  3. 僕は自己否定につながるかもしれない自己分析をそれまで好みませんでした。
    就職活動でも大事だと言われながら、己を知ることを避けてきました。
    もしかしたらつまらない人間だったらどうしようとか、全然スキルがなっていない現実を知ってしまうと困るからです。
    それならば自分のいいところだけアピールした方がいい。
    それがたまたまうまくいったから、志望会社に就職できたわけです。


  4. なあなあで生きてきて、それで結構生きられたものだから、余計自分を見ることをしないですんだということもあります。
    憧れや理想だけがあって、「こうありたい自分」でいることをただ望んでいたアマちゃんだったのかもしれませんね。
    どれだけ現実の自分が理想からかけ離れているか、怖くて見れなかったヘタレだったのです。


  5. 当時の僕は、自己分析の結果短所となったところが長所に転化できるなんて思いもよりませんでした。
    短所は徹底的にあってはならないもので、排除しなくてはいけないものだという強迫観念に取り憑かれてました。
    なので僕は自分の短所は見たくなかったし、長所だけを見てみたい他人から見たら情けない奴だったのです。


  6. しかし、現実は冷酷です。
    職場では嫌というほど自分の能力のなさに直面しました。
    そして自己啓発セミナーの合宿を受けることになったわけですが──


  7. 自信喪失している人間に、その自己啓発セミナーのトレーナーは徹底的な罵詈雑言を浴びせかけてきたのです。
    「ここまで言うか!」
    僕は受けたことを後悔しました。
    いくら成長しなくてはいけないとはいえ、人格そのものを否定され続けるのはかなりきついものがありました。
    同じように暴言を浴びせ続けられたセミナーメンバーは心神喪失状態で倒れてしまったくらいです。


  8. 僕は悔し涙が出てきました。
    ムカつき、いらだち、そして悲しさ…
    ついに感情が爆発し、怒りが込めあげてきた時、僕の中で『失うものはない』やけっぱちの精神状態がバーっと出てきたのです。
    はじめて感情を爆発させ、大声で反論したのか何なのか、未だに思い出せない言葉を連発したのです。
    一種泣きわめき散らしたのかもしれません。


  9. 一つ僕の中で理性という壁が崩壊した瞬間でした。
    やけっぱちがMAXの「もうどうにでもなれ!」状態、窮鼠猫を噛む的なものでした。
    これは意外なことに自分の抑えてきた殻が一部破壊された、その気持ちよさがありました。


  10. 事実、その後2,3日、僕は気分が高揚していましたし、合宿メンバーとも心から打ち解けた感じがしました。
    一瞬だけ守るものは何もない、
    失うものは何もない状態だったからでしょう。
    今まで僕自身が見ていなかった自分を出せたのかなと思います。


  11. 避けてきた自己分析なのに、トレーナーに短所のみを徹底的に言われ糾弾し続けられたから、退路を断たれたのでしょう。
    傷口をえぐるような、僕が一番言われたくないような言葉を言われ続けたのですから、人格が崩壊寸前までいっても無理はありません。


  12. しかし、この高揚感は長く続くことはありませんでした。
    自分の殻を破ったと思えたのは一瞬だけです。
    自己啓発のやり方は様々な方法があると思いますが、人格を崩壊させるやり方で、人間が成長できることなんてありません。
    洗脳で自由な脳みそを駆使して活躍できるわけがありません。


  13. 自己啓発セミナーは、たしかに非日常的な刺激的な訓練ができます。
    一度だけならいい経験かもしれませんが、メンタルがもろいと思っている人はやめたほうがいいと思います。
    僕はといえば、恥ずかしながら、罵詈雑言さえなければ、色々な自己啓発セミナーを受けて成長しようと思っていたのですが。
    自己啓発セミナーの巧妙なアメとムチに心がやられてしまったようです。
    まあ、それだけ職場内で切羽詰まっていたんでしょうね。


  14. 心の成長って、自発的なものじゃなければならないと現在思っています。
    また精神面での自発的な力強い成長を実感できるようになってから(脳覚醒してから)、この自己啓発セミナーのやり方がいかに独善的で洗脳的で歪んでいるかよくわかりました。
    そんなやり方では、社会では狭い視野から物事を見られない、自己啓発バカとして、逆に高く評価されないでしょう。
    人が成長するのは、あくまでも自然にならなければなりません。




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