
- 高校、大学と留学をしていたため、英語力には自信がありました
問題は、それ以外のスキル全般です。
事務処理能力は人よりもあるのがわかりましたが、肝心の対人折衝能力がほとんどなかったことに気付かされました。
もともと人付き合いは悪い方ではなかったのですが、所詮はサークルや遊び友達の中での話。
そんなもの社会においてまったく役に立ちませんでした。
それが最初のつまづきでした。 - 営業を任された時、仲良くなればうまくいく、なんとか気に入られようというスタンスで望んでいました。
結果は見事営業成績最下位!
僕の今まで培っていた自信が木っ端微塵に吹き飛ばされたのです!
まず僕の姿格好からして、相手先にすぐに舐められていたと思います。
顔は決して悪くはないのですが、厳しい仕事の世界においては、何の役にも立たないものだと思い知らされました。 - 僕の当時の顔は「いい顔、悪い顔」でいえば、悪い顔だったのです。
仕事ができる奴は顔の造形が悪くても、「いい顔」のやつはたくさんいます。
男は顔じゃない、それはまさに仕事において当てはまってます。
そして、仕事ができる奴は女にもてます。
悪い造形でも「いい顔」であれば、まったく関係ないという事実! - それにも僕の男としての価値は打ちのめされました。
成績上位の同僚と合コンに行った時、明らかに僕よりも醜い同僚が、女性に受けがいい。
そいつは会話のうまかったけれど、なにより自信がある顔をしていました。
そんなことがきっかけで、僕は危機感を人生で初めて持ったのです。 - 自分を変えないといけない、成長するんだ、自信を持とう!
僕に欠けているスキルが厳しい社会人生活で嫌というほど悟らされたのです。
そのためには、自己啓発あるのみだという結論にたどり着きました。
仕事の道で生きようとする人間ならば、それは避けては通れないことだと思いますが、問題はどう自己啓発するか、そしてスキルアップを現実のものとするかです。 - 最初にしたのは自己啓発本を読みまくることでした。
ジュンク堂書店に通い詰めては、ホストの口説き方からビジネス本関連、第一印象から良くする本、話し方の本、心理学の本、古典的なカーネギーやナポレオン・ヒルの本など、ありとあらゆるジャンルで、自分を成長させてくれるかもしれない期待をこめて読みまくったのです。
給料の全てを費やしてもいいくらい勢いでした。
それぐらい僕は焦ってました。 - しかし、憂鬱な毎日でした。
どれも理論に納得し、自分に足りないことがわかってきたとはいえ、現実問題に対応できないのです。
僕の能力的なことが向上しないというより、僕の感情やモチベーションや気迫がついてこないのです。
結局そこです!
どんな人間も本を読めば成長できるわけではない。
本を読んでも読まなくて、自分の顕在意識に潜在意識がぴったり寄り添っている人間は何をやっても成功できるんです。 - 僕はいくら顕在意識を立派に装っても(外面)、自分の潜在意識(内面)がどれだけ頼りないか、社会人を続ければ続けるほど思い知らされていったのでした。
会社員生活に充実感などありませんでした。
ただ必死にがむしゃらに焦って不安で、振り落とされないように生きていたのです。 - 社会人生活では自己啓発しない人間は挫折していくという強迫観念にとらわれました。
しかし自己啓発をすることはいいものです。
人に頼り続ける自己啓発セミナーは別ですが、自己を高められない人間に社会に居場所はありません。
僕は自己啓発に血道をあげて、潜在意識から改革してやろうと決意しました。
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